2か月前になりますが、韓国の慶州へ。
目的はやはり、仏国寺などの世界遺産だったのですが、
夕方の時間が空いたので、慶州市内を歩いてみました。
へ~~、何のことはない、古臭い街だな~、
という印象です。
駅前のマーケットはアジアっぽい賑わいがありますが、
そこ以外はひっそりとした、日本の4,50年前の風景。
ふと、我に返ると、
何故私はこんなところを歩いているのか、
ニュージーランドから日本に帰省したついでとはいえ、
飛行機に乗って、KTXを使い、こんなただ古いだけの街へ。
一本ある繁華街にはdaisoなる、100均に似た店があり、結構品の良い感じだったりする。
こんな普通の街だけど、
韓国旅行を終えて、なぜかこの街が心に残っているのは、
懐かしい匂いのせいかもしれない。
今は亡き祖母や、靴屋の匂い。
その匂いに包まれた一瞬は、タイムトリップしたように、
半世紀近く前の自分、子供に返るような不思議な感覚。
若い世代の日本人旅行者にとっては、古い写真の中の日本の風景だと感じるかもしれない。
でも、50代以上の私たちの世代は、
今はもう感じることのできない古き懐かしい日本が、
今も生き続けているような、
そんな街が慶州だった。
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