15x15cm acrylic on canvas |
アトリエとして使っていたサンルームは暖房しようにもスカスカで、温まった空気はそのまま外へながれてしまうので、ストーブは使えない。寒くてそこでは絵を描く気になれなず、居間のテーブルを使っていた。
すると、サンルームに置いていた画材が必要に応じて次々に居間に持ち込まれ、描いた絵も増えて、居間が雑然としてくる。
先週それが限界に達し、片づけを始めた。そのついでにサンルームの棚を整理したり、処分せずに残しておいたデッサンや水彩画を見直し、作品を作るのに使えそうなものを選んだりした。その収納場所は段ボールを使っていたが、板を組み立てたものを夫に作ってもらった。
画材などは収まるところに収まり、サンルームの机の上も片付いて、パソコンもすぐ使えるようになった。
去年タブレットを買ってから、パソコンを使う機会がかなり減り、2,3週間開かないのが普通になっていたが、
片づけを終えたこの一週間、毎日パソコンを開きこのブログを更新している。そして、ブログを書くと本が読みたくなり、先月日本から買ってきた古本の小説を次々に読んだ。そして日本語の小説を図書館でオーダーし、角田光代の小説18冊がもうすぐ近くの図書館に転送される。
部屋のかたずけが描く意欲ではなく読む方へ変わったのは、きっと本来の私がそれを望んでいたのだろう。と、もっともらしい言い訳をして、働く夫に多少ののうしろめたさを感じながら、小説を読んでいる。
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