2019年5月22日水曜日

海外旅行はモーテルで

私も夫も20代は山女、山男だった。
と言ってもアイゼン、ピッケルをもってというバリバリではなく、
リュックをしょって日帰り登山、または2,3泊の縦走。

私は育ちも生まれも北海道。
看護短大の3年間は弘前に住んでいたけれども、
それ以外はずっと北海道。
なので、登った山は道内に限られる。

という過去もあり、
私も夫も旅行先で自炊することには抵抗はなかった。

家族での初めての海外旅行は、
今20年住んでいるオークランド。
移住を計画し始めていたが、
果たして私たちが本当に適応できる場所なのかを
確かめるための旅行だった。

泊ったのはモーテル。
移住する前の年だったのでもう21年前のこと。
私と夫、そして3歳と5歳の息子との旅行で、
子供たちが食べられるものを調理できる台所は必須だったので、モーテルにした。
多分、4人で泊まると安かったことも理由だったと思う。

それがモーテルを使う始まり。
こちらに移住してからは、
テント泊まりとか、バックパッカーに家族で泊まったこともあったけれど、
テントは子供連れでは結構めんどいものがあったし、
バックパッカーは台所があまりきれいではなかったことと、
やはり共同キッチンは不便だったので、1,2回泊まっただけ。

私はこちらに来て、化学物質による湿疹アレルギー体質、
子供たちも軽い喘息を持っていたので、
自炊ができて、快適で、スペースも十分にあるモーテルは本当にありがたかった。
ニュージーランド国内でもいろんなモーテル、ピンからキリまであって、
倹約好きの私たち夫婦は許容できるくらいのレベルで安いところを探して、泊まっていた。
ご存じの通り、アコモデーションを紹介するサイトは嘘つき写真もあったりで、
こんなはずじゃーなかったのに、というところも。

しばらく使われていない部屋の窓のサンに、砂埃がかぶっていたり、
部屋全体がいかにも煮しまっているようなところもあった。

旅行先では自炊した食事の写真を毎食撮っていたので、
ああ、あの時ね、と夕食やサンドイッチでその時のことを思い出すことができる。

それほど手の込んだものを作ったわけではなかったけれど、
あそこで食べた鍋焼きうどん、カレーライス、
ここではスパゲッティだったねと。

毎回旅行の前は、何が一番大変だったかと言えば、食材の準備。
それは献立作りから始まって、調味料を瓶に詰めたり、小分けにしたり、夫と私と二人で話し合い、分担しながら。
外食はしなくても、やっぱり食事は楽しみたいもの。
夫や子供も食べたいもの、好きなものも考慮しながら。

という感じでモーテルの思い出は尽きないのです。
最後の家族旅行は次男が高校を卒業した後の夏休み。

それ以後は夫婦でニュージーランド国内やオーストラリアの旅行。
やっぱり、モーテルを使います。
しょう油やオイル、塩、酢なども、以前と同じように瓶詰めして。
オーストラリアでは毎日スーパーに行って夕食のための買い物。
カンガルーの肉が平気で売っていたり、チーズのパッケージがニュージーランドと違う、
など、どうでもいいようなことも含めて、結構楽しいのです。

今日You Tubeに投稿した動画は、つい最近利用したクライストチャーチとタウランガのモーテルを紹介しながら、モーテルのいいところをお話ししました。

良かったら、見てください♡  ⇓⇓

https://www.youtube.com/watch?v=AzTFQg2dq3M




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